異世界転生ものが好きな方、そして強大な力を持つ主人公が好きな方にぴったりの漫画、それが『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』です。この作品は、まさに現代の異世界ファンタジー好きに刺さる要素が満載。
数々の異世界ファンタジーコミックを読んできた私が、この記事で、作品の魅力を徹底的に紹介し、皆様をその世界に引き込みたいと思います!
1.背景
この作品は、「赤井まつり」氏の「小説家になろう」での作品が原作となり書籍化された同名小説のコミカライズ。オーバーラップ「コミックガルド」にて2018年7月10日より連載。
漫画は、「合鴨ひろゆき」氏
2.作品の舞台と概要
4つの大陸に人族、エルフ族、獣人族、魔族が暮らしている「モリガン」という名の異世界が舞台。
日頃から影(存在感)の薄い高校生・織田晶の職業は「暗殺者」だったが、「勇者」をはるかに超える自分のステータス値に疑念を抱く。暗殺者となった高校生と神子のエルフがモリガンを冒険する姿を描いた異世界召喚ファンタジー。
日頃から存在感の薄い高校生で主人公の織田晶は、ある日突然クラスメイトとともに異世界に召喚されるところから始まる。
クラスメイト達は、人族がすむ国の中で最も大きい「レイティス」に勇者候補として召喚された。なんとレイティスは、魔族による本格的な領土侵攻を受けている最中で、国のために魔王を討伐してほしいというもの。
「勇者」は候補の中からたった一人だけだが、勇者以外の者も全員にチート能力が付与される。晶もファンタジー小説で定番の「暗殺者」の力を手に入れる。
この世界の一般人の攻撃力は、高くて100、戦闘向きの職業者でも500が限界である。しかし「アキラーオダ」の攻撃力は1200、生命力は1800であった。
「勇者」には容姿端麗・成績優秀・運動神経抜群・生徒会長の「佐藤司」が選ばれた。しかし、ただの暗殺者である晶のステータスがクラスメイトの「勇者」のステータス値(生命力200、攻撃力800)を軽々と凌駕していたことがわかる。
この召喚に関する国王たちに対する「違和感」を感じる晶。早々にクラスメイト達から離脱し、ウラ側へ忍び込む。すると、国王たちが何か企んでいることを知る。
彼らは、1か月と言う短期間で、地下迷宮へ潜るための訓練を開始する。短期間では強くなれるか疑問に思う者もいるが、王国騎士団長の指導で強くなれなければ、召喚された側に問題があるという。
1か月後にカンティネン大陸の地下迷宮に行くが、実践経験が初めてのクラスメイト達に困難が襲い掛かる。迷宮の罠や迷宮深部にしかいないはずのミノタウロスがなぜか上層部にいたため、一度撤退を試みる。
晶はその中で、騎士団長サランと共同しミノタウロス退治に向かう。その時、「影魔法」を発動させる。
見事ミノタウロスを倒した晶のレベルは15にアップ、生命力は5400に、とステータスは3倍ほどアップしていた。さらにサラン団長から宝物庫から盗んだ初代勇者が使っていたという刀(夜刀神)を授かる。
さらに暗殺者のスキルにより「異世界召喚」を主導した国王の陰謀を暴いた晶は、冤罪をかけられてしまう。王国を脱出し、逃げ込んだ先はカンティネン迷宮深層。ここで、サラン団長の仇を討つべく、レベルアップを目指す。国王への復讐を誓う晶はさらなる力を求めて迷宮を突き進み、エルフの神子アメリアと出会う――。
3.作品の魅力を一言で言うと。
本来サブキャラである暗殺者のスキルを生かして暗躍する主人公が魅力的。
1. 圧倒的な主人公の存在感
タイトルが示すように、主人公が異世界に転生してからの暗殺者としてのスキルとステータスは圧倒的です。普通の異世界ファンタジーでは、勇者が最強の存在として描かれることが多いですが、この作品では暗殺者である主人公が圧倒的な力を持ち、勇者よりも強いという逆転の設定が新鮮で魅力的です。彼の冷静でクールな性格と、時折見せる優しさのギャップが良いと思います。
2. 異世界の緻密な設定と爽快なバトル
異世界ファンタジーといえば、バトルが見どころの一つ。『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』では、魔法や剣術、暗殺術を駆使したバトルシーンがふんだんに描かれています。特に「影魔法」の最強さ。敵を次々と倒していく主人公の戦闘スタイルは、まさに爽快。さらに、異世界の魔物やダンジョンなどの設定も緻密に作り込まれており、世界観に没入できること間違いなしです。
3. 成長と人間関係に注目
主人公は最初から最強ですが、それでも物語は彼の成長や周囲との関係性に焦点を当てています。仲間や敵との関係、そして彼自身が抱える過去や葛藤が深く描かれており、単なる「無敵の主人公」の物語にとどまらず、感情移入できるストーリーとなっています。強さだけでなく、人間としての成長も楽しめる点が、この作品の大きな魅力です。
4. 美麗なイラストと迫力ある描写
そして、忘れてはならないのが、作画の美しさ。戦闘シーンやキャラクターの表情、異世界の風景など、どれも繊細かつダイナミックに描かれており、読者を圧倒します。特にバトルシーンでは、スピード感や迫力がリアルに伝わり、ページをめくる手が止まりません!
5. 最後に
異世界ファンタジーやバトルアクションが好きな方には、間違いなく楽しめる作品です。強大な力を持つ主人公が織りなすバトル、緻密な世界観、そして心に残る人間関係や成長物語。『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』は、異世界転生ジャンルの中でも一際輝く作品です。 ぜひこの機会に手に取って、その魅力に浸ってみてください。
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